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こっちにおいで☆
よん(会長side)


待ち合わせ場所について数分。そろそろ約束の時間だ。
ついつい時計を見る回数が増えるのはしょうがないと思う。


「ふぅ……」
ちゃんと来てくれるだろうか?

ん?
気配がしたので振り向くと、初がこちらに向かって歩いている。俺が気づいたことがわかったのか、ちょこちょこ走って向かってきた。


か、かわいい……

いつもの制服姿も可愛いが、今日はいちだんと可愛く見える。
ズボンから覗く細い足首とか、ちょっと大きめのパーカーが初の華奢なところを引き立てている。
ふわっとさせた髪も可愛らしさを増大させていた。


ぎゅってしたらだめか?
だがそんなことをしたら…と考え込んでしまった。


「へん…?」
あまりにもガン見していたのか、心配そうに聞かれてしまった。

「似合ってるぞ」

「そ、か…」
ちょっと照れてるのもまた可愛いな…

って!いつまでもここにいてもしょうがないからな。

「行くか」

こくっ


2人の休日が始まった。


◆◆

学園から街までは、時間がかかるので車を呼んでおいた。
2人で乗り込み街まで向かう。


「あの…どこ行く…?」
そういえば行き先を伝えてなかったな。
だが、あえて言わずに驚かせるのもいいかもな!

「お楽しみだ」

「おたのしみ……そ、か」
僅かだが瞳が輝いたような気がする。
喜んでくれるといいが。



「ここだ。」
新しく出来た上に、休日。女子がたくさん並んでいる、そこが俺たちの目的地だ。

こんな事になると思ったので、前もって予約済みだ。

「ここ…」
あまり男が来そうに無い場所だからか、少し驚いてるようだ。
そんな初の手を引いて店内に入っていった。



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あきゅろす。
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