[携帯モード] [URL送信]

恋する動詞で111題!
触れる

「……………すぅ……」

夕暮れの教室、俺の席。
そこに、

好きな奴がいたらどうする!?

「…(寝顔可愛いー…って違ぇぇぇ!!)、坂築!!」
俺は坂築を起こそうと肩を揺らした。

「…ふ、ぅ……あと、5分……」

「…っ!!」
可愛い!!とか思っちゃってる俺は重症だ。
いや、別に皆が気付かないだけで可愛いんだって、コイツ。
笑った顔とかさ、こう………

って違ぇぇぇ!!

取り敢えず、坂築が起きるまでここにいる事にした。
だって、俺忘れ物してっからよ、
コイツが退けねーと机から荷物が取れねぇんだよな。

ふと、坂築を見つめる。
うわぁ、睫毛長いな……
肌とかもキレーで、人形みてぇ。

そんで、誘うようにプルプルした、坂築の唇――

「「……っ!!」」

やばいやばいやばい!!

俺がマジで誘われてくっつけた自分の唇。
けど、目を開けたら坂築も目が開いていた。


触れる


(わ、悪ィ坂築!!)
(…つーか、)(寝てるお前が悪いんだからな!!)

パタパタパタ、


(出てっちゃった、)
(わ、私が悪いの………?///)

[前][次]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!