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宮部くんの日常
4
ーーーーあーうるさい

「なぁ、夕希ー昼どこいってたんだよ
俺めっちゃ探したのに全然見つからなかったんだけど」

ーーーー毎回毎回めんどくさい奴

「ごめん、用事があったから
遅くなると悪いとおもって」

心の中のことをおくびにも出さず申し訳なさそうに返す

「そんなことねえよ!俺は夕希ともっと仲良くなりたいんだから今度から俺を誘えよ
夕希はもっと俺に頼っていいんだからな」

「えっ、う、うんありがとね」ニコ

笑顔でいうと瞬は照れ臭そうに「おう!」と答えた

昼が終わって教室に戻ってくると毎回似たような会話が行われるもう慣れたものだ

「上浦〜前の授業のノート見せてくんね?」

二人のクラスメイトが会話が終わったとたん夕希に話しかけてきた

「おい、またかよ!おまえら」

「だって上浦のノートがわかりやすいから」

「たがらって毎回夕希に頼むなよ
夕希も嫌ならイヤって断っていいんだからな!」

しかし夕希は

「はい、どーぞ」

とノートを彼らに渡す
二人は「ありがとな」と言うと瞬にまた文句を言われる前にそそくさと去っていった

不満顔の瞬は「まったく夕希は」「でも・・・そこが可愛いんだよな」など夕希には聞こえない声でブツブツ文句をいって夕希をギュッと抱きしめた





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