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宮部くんの日常
新たな
うららかな春、新たな出会いが始まるこの季節

俺はある豪華な門の前に立っていた

六年前とは違うが同じ系統である扉をみて少し懐かしく思えた

ーーーーあいつらは元気だろうか

「すっごーい!豪華だネ〜」

夕希の隣にいる制服を着崩したいかにもキャラそうな格好の男が緩い声で話しかけてくる


「久しぶりに来た感想は?ゆうちゃん♪」
「別に、ただ俺は俺のやるべきことをやるだけだ。お前もヘラヘラせず自分のやるべきことをしろ…行くぞ」


夕希はさっさと門の入り口くぐった

ーーーーふぅ

夕希は肺にためていた空気をそっと吐き出した

ーーーー少し言い方がきつかったかな
でも、あまりしゃべらない方
が良いしなぁ

あいつとこれからいっしょの高校に通うことになるのかと夕希は少し憂鬱になった



置いていかれた金髪少年は相変わらずヘラヘラ笑い
「やれやれ、真面目だネ〜
まあ………そういうところも魅力的なんだけどネ」
と少し寂しげに微笑んだ

「何してんだ!さっさと行くぞ」

「はーい
今行くヨ」

と軽い返事をし
金髪少年は先を行く夕希に駆け寄っていった



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