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失くした星を探す


「お前の技便利だけど危険すぎて引くわ!」




「止めなさい心が抉られるから。」








ゼロ距離人間観察











「この発じゃ敵も味方も関係なく攻撃されるね。」


「そうだね。」


「コノハに恨みでもあんの?」


「そうかもね。」


「怖ーよ!」


「止めて凹む。」



 どうしようかと二人でウンウン考えていたら、修行中かと思われる三人組に出くわした。
そう、主人公の三人組。


「・・・これ、アンタがやったの?」



「え、なんでそう思うのかな?」



「コノハが戦ったならこれくらいじゃすまないだろ。」



 コノハ、お前どこぞのピエロと同じ印象もたれてるぞいいのかオイ。
と、猫目な生意気少年に言われて凹んだ。



「毒だな。」



「なにが?」



 わたしの発がだろ。
コノハはキルアの発言に首をかしげて問い返していたけど、それわたしの発に関してだから。絶対。



「念を毒ガスに変化させるっていう念だよ。」


「うーゎえげつねーな姉ちゃん。」



 最近コノハのピュアさがゼロなんだけどどうしよう。
なんか化けの皮っていうかそういうのが剥がれてきている気がする。
可愛い弟よカムバック・・・。

あれ、もしかしてコノハって私のまえでは猫かぶってた感じ?
え、なにそれショック。



 ていうかわたしが考えた発じゃないし。そんな物騒な考え持ってません。
たぶん元々この世界にいたわたしの発だから、絶対。
というかそれを考えたらこの世界にいたわたしは随分強くないか?おかしくない?だって円なんか100m弱のばせるんだよ?

 ・・・・・・・・この世界でのわたしって何者?
や、深く考えるのは怖いからやめとこう。




「サクラ」



「なに?ビスケちゃん。」



「ほんっとーにあたしの事覚えてないんだね?」



 修行中のところを見られていたからもう猫かぶりはいらないと判断したんだろう。もう素で話してる。
というかビスケはわたしの事を知っているか会ったことがあるんだろうな。
たぶん良い印象は持ってない。だって最初なんか警戒してたもの。可愛い子にあからさまに警戒されるのは傷つく。


 とりあえず、わたしのこの世界での評判を聞きたいから話そうか。



「うーん、ビスケちゃんちょっと二人で話そうか。」


「・・・。」



 え、何その警戒傷つく。










ただ知りたい。
 (本当に何もしないから!うん、だからその笑顔やめてね?)


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あきゅろす。
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