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小説
淋しがりワンコのひとりあそび (後編)


翌々日。

念の為実家にて宅配を受け取った俺。

勿論ネットで見たあの高性能なニクい奴だ。

開封して手に取ってみると 感触が思いの外 …


「 …きもちー… 」

想像してたよか全然ひんやりしてねえし何か手に馴染む感触。ほんとにレイジのを握ってる時みてえな弾力。

ローションを手に取り、ちょっとぬるぬる扱いてみる。 黒いボディがてらてら光り、いやらしく誘うように見えた。背中をぞくりと這い昇る悪寒。ケツがぎゅ、とすぼまり 反応したのがわかった。

期待してるんだ、俺は。

だって前も既に半勃ちだ。



― …ほら、自分で挿入れてみな… ―


「 ―っ…、」


最中のレイジの、くぐもって濡れた囁き声が耳元に蘇り、思わず目を閉じる。

やべえ


ちょっと漏れそうになっちまったぜ。


まだ何も試してねえのに。

スイッチを入れてみると いきなりMAXに行ってしまったのか ぎゅんぎゅんうねりだした。


「 っ、…わ…、」

びっくりした…


調整したら落ち着いてくれたので 細かく振動するだけになっている。

…脅かしやがって…。

しかしながら 細かく切なげに震えているこいつを見ていると、ほんとにレイジのがそそり立って 俺の唇を待ってる時の状態を思い出して 何だかやらしくも愛しい気分になって来た。

レイジが切なげに 綺麗な眉を寄せて俺の口での愛撫をねだる時の顔を思い出し、俺は完勃ちした。

既にレイジ2号とセンスの欠片もない名を与えられた黒い玩具の先を 恐々唇に含んでみる。 新しいゴムと言うかプラスチックみたいな微妙なシリコン臭と ローションの微香が混ざっていたが 特に抵抗は無かった。 馴染んだ太さを唇いっぱいに頬張ってみると、 スゲー充足感。

あー… これだぜ。
いつの間にか夢中で口中で舌を動かし舐め回していた。 緩く動かして 口の中でうねうねされて 更に興奮する。やっべえ、上顎とか内頬を尖端に擦られて気持ち良い。 自分が意地汚くこの玩具に欲情しているのがよくわかり、恥ずかしいのに余計昂った。

俺のペニスは玩具を舐めながらガチガチに反り返り、既に先には透明な蜜をぷっくり浮かせていた。ほんとならここでレイジがじゅぷじゅぷ唇で扱き吸ってくれたり 内を突きながら後ろから手で擦って搾り上げてくれたり… とにかく気持ち良くしてくれる。慧人が居たら迷わず突っ込んで中で射精しまくってやるとこだ。

しかしながら 今日の相手はこのレイジ2号のみ。

俺がこの先気持ち良くなれるかどうかは全てこいつにかかってる。

俺は自分のアナルにローションをぶっかけ、レイジ2号の先端を押し当てたりしながらゆっくり侵入させていった。

最近では受け入れるのに慣れた、すぐにぐずぐずと柔らかくなる其処は 結構抵抗無く2号を受け入れていく。


押し拡げられる質量。 今朝方抱かれたばっかだから それだけですぐに火がついた。

息を吐き 抜き差ししながら全部を納めた時には もう息が上がって腹筋が細かく痙攣して、それでも俺のペニスはガチガチのままだった。

今でも十分気持ちは良い。

だけど…


俺はリモコンのスイッチを入れた。



「 っ ひあぁぁああああああああああっ!!! ひ、あ、ああああああ゛っ 」



何だこれ、

何だ これ!


「 ぅああぁぁああああぅ、やっ や、やっ!」

すげえ すげえ、奥まで掻き回されて 直腸内はもう大変だ。ぐちゃぐちゃだ。
前立腺も絶え間無く刺激され続けて 射精しても射精しても勃たされるし 俺はもうみっともなく涎を垂れ流しながら四つん這いで尻を突き上げた格好で 何時間も悶え狂うしか無かった。
たかが玩具、所詮玩具。 そうたかをくくっていたのに。


「 …んぁっ… れぇじにごぉ…、おまえ しゅげぇ…、っ … ん、ふっ…、んうっ!」


息も絶え絶えになりながら、俺はそれを自分の尻から抜き 薄いゴムを外して黒いボディにキスをした。




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あきゅろす。
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