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小説
取り上げないで 2(レイジ×ナツキ)



ヴヴヴ…と静かに唸るレイジ2号。いつもの如くのたうち回る俺、をエロい目付きで眺めてニヤつくレイジ。

ローションと腸液かが混ざって滑りも良くなってレイジ2号は好き放題大活躍中。
何せでかい上に長いからばっちり前立腺にも奥にも届いて俺の唇は閉じる暇が無い程声が出っぱなしだ。
勿論喘ぐ方向の。つーか ほぼ叫んでる感じ?
悲鳴みたいに聞こえて誰かに通報されたりしそうだな。



「 っ…ぐ…、ぅあ…、あ あ あ あ、ぅ、」

直腸内部の振動は当然腹筋までも震わせ 内臓も揺らされている。それが全身に広がって 脳までも痺れて来る気がする。

気持ち良い。気持ち良すぎて苦しい、なのに俺の手はこいつのスイッチを切ろうとはしない。

自分が快楽に貪欲だってのはわかってる。

意地汚くそれを貪る姿は レイジにはどう見えているんだろう。
あの薄い色の瞳に玩具相手によがる俺はどう映ってるんだろう。


「 ナツキ。」

手が、伸びて来た。
玩具より暖かい 優しい手が、俺の首筋と頬を滑り撫でる。

「 …ん…っ!」

触れられた箇所がゾクゾクした。

イキ過ぎて敏感になってんのか

それともレイジの手だからか。


「 ナツキ、妬ける… いつもそうなのか? …俺が居ない時、いつもこんなに気持ち良くなってんの?…こんな機械相手にやたら可愛い顔しやがって… 」


ムカつくよ、ナツキ。


レイジはそう言いながら自分のパンツのジッパーをゆっくりと下ろして行く。

下ろす前から生地を持ち上げるように張っていたソコが露にされる。

レイジが下着を下ろすと すごい角度で反り返ったそのペニスが目に入り 思わず喉が鳴った。

俺ってマジで病気なんじゃねえのか。ケツにはもう玩具が挿入ってて さっきから何度もイカされてるってのにホンモノを見たら見たでまた別腹って感じに疼くとか。 もしかして俺の性欲は底無しか。(←今更です。)


レイジは片手の指三本で自分のペニスを扱きながら片手でシャツのボタンを外していき、俺を見下ろしながら舌舐めずりした。

扇情的で壮絶な色気。
俺に欲情したのか、こんな気色悪い光景に。お前ってやっぱり変わり者の変態なんだな。

「 …ナツキぃ…、俺以外でも良いの、お前?」


レイジが俺の尻からずぼっ と勢い良くレイジ2号を引き抜いた。

吸い付いていた内壁が引きずられる衝撃に目がチカチカする。

「 ぐっ あああああッ!」


休む間も無くレイジの熱い肉塊が ひくつく孔に押し入る。強引に、まさに突き刺す、ように。

そして直ぐに速い律動が始まり、言葉の通り犯された。


「 あっ あっあっあっ ぅ、ひっ… 」


「 あんなんココに挿入れて喜んでたじゃん。激しいの、好きだろ?」


言いながら俺の片足首を掴み上げ 思いきり足を開かせて ガンガン腰を打ち付けてくる。 息も出来ない位の激しさに 苦しくて酸欠が起きそうになる。

ぱんぱんと肉のぶつかる音と ぐちゅぐちゅ と濡れた音。ギシギシと男二人の体重を載せて軋むベッドの音。

誰が通りすがって聞いても濡れ場だぜ。いやらしい音と ニオイしかしない濃密な空間。

駄目だ、後ろしか使ってねえのにまたイク。

と思ったらレイジが俺にキスしてきて身体が密着した。 汗と先走りにまみれ硬い腹筋に挟まれて、擦られたような状態になったし レイジが俺を突き上げる度に更にそれは激しくなる。

熱い塊が直腸内を俺の奥を 前立腺を ぐちゃぐちゃに犯して行く。

この熱情はレイジ2号には無いものだ。

この、深く強く求められる感覚。全部を寄越せと強引に奪われるような 心の奥の何かが揺さぶられる快感。


「 ぁ あ あ あ あ、あ゛あーーーーーッ !! イ、く… イく、あ あ、ああああああああ!」


ぎゅ、とレイジを抱き締めると内の猛りがギュン と更にでかくなった。 これ以上質量増やすな、苦しい。

「 … く… ナツ…キ…っ、」


…レイジが眉を寄せるのが色っぽくてつい締めてしまった。首筋に歯を立てられて、尻を鷲掴まれ、最奥を穿たれた。

「 ―――!!!」


奥に、 熱いモノが勢い良く放たれて それと連動して俺のペニスも白濁を吹く。

だいぶ薄くなった俺の精液が レイジと俺の腹を汚した。


息が、まともにできね。 体力には自信あんのに、と思ってたらレイジが 噛んだ俺の首筋を舐めながら

「 …アイツのが良い?」


とか 微妙に心配そうな表情で聞いて来るから。


俺は嗄れた喉を使わずに レイジの首を引き寄せ腕を巻き付けて 深く口づけた。


恋人のが断然良いに決まってんだろ。

ばかやろうめ。


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あきゅろす。
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