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小説
取り上げたいよ(レイジ視点)


ナツキはエロい。


デカいバイブが突き刺さった尻の孔を俺の目の前に晒して ひたすらセクシーな低い掠れ声で喘ぐナツキ。
少し声が高くなると、尻がビクビクして腰が跳ねる。

その度に揺れる 屹立したペニスが イき足りないと泣いてるように先走りを飛び散らせ、…まぁ…とにかく何とも目に毒な光景だ。

興奮し過ぎて張った自分のペニスをスーツのパンツ越しに撫で擦りながら 俺は何度も唾を飲んだ。

くそ。

自分で見たいと言っておきながら俺はもうアソコに突っ込みたくて堪らない。

今なら準備も何にも要らないから いきなり乱暴に押し入って ガンガン腰振って あの声を出すのも痛くて辛そうな喉を更に酷使させて あの玩具より悲鳴じみた声でよがらせたい。


目の前に繰り広げられる可愛い恋人の痴態。

我慢なんか出来ない。当初の余裕はどこへやら。

俺はこの 目の前にぶら下げられた綺麗な獣を捕食したくて堪らないんだ。

猛り切った自身を片手であやしながら 俺はナツキを見つめる。

汗で濡れた褐色の肌が艶かしくて触りたくて仕方ない。 この長い脚を掴んで強引に開かせて、首筋を伝う汗を唇で追って 味わって吸い付いて 。

そして俺は欲に負けた。



頭の中でシュミレーションした通りに強引に突っ込んで激しく出し入れしてやりながら首筋に歯を立てると 眉間に皺を寄せて身を震わせ感じるナツキ。 知ってるぜ。
お前が激しくされるのが好きなの。

後ろからガン掘りされるのもよくせがむよな。

ガンガン突き上げるとナツキの背が反り、喉も反らされた。
突き出された喉仏に欲情する。

舐め回して噛みつきたい。

気持ち良いんだよな、今。 全身細かく痙攣させちゃってさ、閉じた睫毛が震えて 男臭い顔が単なる可愛こちゃんになってんぜ。

ぎゅ と抱き締めてすべらかな皮膚に覆われた締まった尻を揉みしだきながら ぐりっ と奥の奥に押し入ると ペニスに絡みついていたナツキの内壁が きゅううう 締め上げて来た。

うっ 何て事しやがんだ、気持ち良いじゃねえか。この野郎。

可愛くて愛しくて 自身が一回り膨張したのがわかった。

たまんねえ こいつ。

鍛え上げられた筋肉に覆われた しなやかな野生動物みたいな肉体を持つ 奇跡みたいに綺麗な男。

本気になりゃ俺なんかより断然強くて それなのに俺に抱かれてる。どんな抱かれ方しても 文句一つ言わずに。

俺への、恋慕。ただそれだけで。

それを考えると 胸が痛いほどこいつが愛しくなる。

抱く毎に。

多分 俺の変化を ナツキもケイさんも気付いてる筈だ。

ケイさんへの長年の恋心。今現在持ってる恋人としての愛情。それに匹敵するほどに育った、ナツキへの愛情と執着。

この状況で思うのは、三人で付き合うと決めて本当に良かったと言う事だ。

じゃなかったら…例えば、片方と付き合っててもう片方を好きになって とか、つまり片方は浮気のつもりだったのに本気になったって事かな。そう言う泥沼になったり… そうなってかなり困る状況になったな と思う。

だって 俺はきっとどちらにも本気になる。

不誠実、と言われても 多分、そうなる。
二人はタイプが違い過ぎて どちらにも強烈に惹き付けられる。

ケイさんのあの広い暖かな優しさ。反面ベッドの中での少年のような繊細さと本人の意に添わぬらしい淫乱さ。

ナツキの普段は不遜なほどクールなくせに 踏み込むのを許した人間に見せる甘ったれた犬のような可愛いさ。 そして貪欲なほどに快楽をねだる淫らさ。

二人共が持つ 大きなギャップが俺を捉えて離さない。



いつの間にか 俺はナツキの内に射精していて、心地良い倦怠感に浸りながらこいつのキスを受けていた。

玩具より俺の圧勝らしい。

ナツキの真っ黒い澄んだ目が快感と欲に潤み蕩けて 俺を映す。

いつ見ても本当に美しい瞳だと思う。

長い睫毛と凛々しい眉に守られた、美しい黒曜石の瞳。


そこに自分が映される度 俺は気恥ずかしくも安心するんだ。


「 ナツキ … ナツキ、 …お前は俺のもんなんだ。だから、 …あんまり他ので気持ち良くなったりしないで… 」


変に気弱なセリフにナツキは薄く微笑んだ。

「 バカやろ。こっちのセリフだ。…無茶、しやがって… 」

掠れた声にまた欲情。

あの玩具を当分使えないように、もう一度しといても良いかもしれない。




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