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?「奏ちゃん、そろそろ起きな遅刻やで?」

「う…ん?お母さん?」

白「ふふ、何言うてんの。蔵姉ちゃんやろ?」

「あ、ごめ…蔵姉ちゃん………………ん?

白「ほら、謙仔(あきこ)も金太郎も光起きなさい」

謙「ふぁぁあ、あ、蔵姉おはよー」

金「あ、蔵、おふぁよい」

白「こら、金ちゃんお姉ちゃんっていつも言ってるやろ。全く」


「は?」

白「光、早よ起き」

財「いや」

白「いや、ちゃうやろ!」


何がどうなってるの、これ?

白石先輩が、女子高生の格好して起こしにきた!?

「し、白石先輩、こ、コスプレ…ですか?」

白「なに言うてんの。うちはバリバリの女子高生やで?寝ぼけちゃって可愛い」

財「う〜、奏おはよう…」

ギュム

「ふぎゃっ!?」

白「やっと起きたわ。母さんみんな起きたで」

千「あんがと、蔵。ハイハイ、みんな朝ご飯」

ユ「ああ、奏おはよう。」

小「みんな、おはようさん」

石「お義父さん、お義母さんおはようございます。」

金「あ、父ちゃん、ばあちゃん、じいちゃんおっはようさーん」


「は、一氏先輩?小春先輩、石田先輩!?」

小「奏ちゃんはどないしたんや?」

蔵「朝から変なんや」





ああ、もう訳わかんなくなってきた。

石田先輩がお父さんで千歳先輩がお母さんで…一氏先輩と小春先輩がおじいちゃんおばあちゃんで。

白石先輩と謙也先輩と財前先輩がお姉ちゃんで、金ちゃんは弟?


嫌だ。こんな家族なんかすごくやだ。

夢だよね、夢夢。






「夢でもいやぁぁあ!!」




ぱちっ

「はぁはぁ、夢か」

あんな恐ろしい夢は絶対にもう見てたまるか。

幸「あ、奏起きたんだね!」

「えぇ!?幸村部長がなんで」

ガバっ

幸「良かった!真田のアホが打ったサーブがお前の顔面に当たったんだ。それからずっと眠り続けてたんだよ」

「そ、そうなんですか…」

なんだか幸村部長に抱きしめられてるとて、照れる…。

ムニ

「ん?」

幸「どうしたんだい?」

「な、なんで!?」


すごく違和感を感じ顔を上げると、幸村部長のユニフォームが女子テニス部なのは気のせいかい?


「ゆ、ゆ、幸村部長!?なんでスカート何ですか!?」

「だって俺女だし」

仁「どうしたんじゃ?」

幸「あ、仁王」

「仁王先輩の女装とか絶対見たくないです!気持ち悪い!」

仁「…ちっと寝てる時に頭おかしくなったかのぅ」

ポキポキ

「す、すいません。」

バンっ

真「どうした、騒がしいぞ!」

「ひぃぃぃっ(ぞわっ)」

真「む、黒柳。目覚めたのかっ!?」

「真田副部長の女装は絶対にいやだぁぁぁぁぁぁ!?」










父「奏っ、どうした!」

「はぁはぁ」

父「すごい汗だな…怖い夢でもみたのか」

「怖いじゃ…言い表せれないよ。あれは、恐ろしいてか世界が滅ぶよ!」


父「は!?」








絶対に見てたらまるか、あんな恐ろしい女装…絶対に世界が滅ぶよ。


でも幸村部長の女装は…似合ってたな。

えへへ。





end




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