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「皆さん、ドリンク出来ました」

財「おー、奏。ドリンクちょうだい」

「はい、謙也先輩も」

謙「おおきに」


四天宝寺テニス部のマネージャーになってから早、一週間。
なんとか、慣れてますが…慣れないものが一つか二つ。

白「奏ちゃーん!」

「何の用ですか、白石先輩」

白「もう冷たいな、俺にもタオルとドリンクちょうだい」

「はい、どうぞ」

まず一つ目、この白石先輩です。
とにかくベタベタしてくるのが嫌ですね。


ひょい

「きゃっ」

千「奏、また今度ト〇ロの絵を描いてほしいばい。」

「え、ま、またですか?」

千「だって、あんなかわいいト〇ロ初めて見たたい」

「気が向いたら描きますよ、だから降ろしてくださいぃ〜」

194センチの千歳先輩に持ち上げられるのは恐怖です。

千「あ、ごめん」

「はい、ドリンクです」

千「ありがと」


財「奏ー」

「きゃっ」

財「なぁ、今日一緒に帰らん?」

「は?」

白「何言うてんねん、奏ちゃんは俺と一緒に帰るんや!」

財「はっ、そっちが何言うてんすか。俺が先に誘うたんですよ」

「あ、あの」

白「いや、俺はいうタイミングを逃しただけや」

「だから…」

もう一つあった。この二人の私を挟んでの言い合い。
特に財前先輩は後ろから抱きついた状態なのでなんか嫌です。



「あの先輩がた。」

白・財「ん?」

「練習をしてください。練習を」


白「まだ話は終わってないやん」

財「そうや」

「ちっ」

白・財「(舌打ちっ!?)」


それから、四天宝寺に来て変わった事があります。

え、何かって?

「先輩たちが今目指してるのは何ですか?」

白「ぜ、全国大会出場…やね…うん」

「でしょうね、なら練習して下さいよ。」

財「…」

白「…」

「してくれますよね?」

白・財「「は、はい!」」


先輩たちに反撃出来るようになりました。






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