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A
夜9時…5分前


「涼ちゃん、私ちょっと出てくるね」

「ふぁーい。」

裏って裏庭の事だよね。


裏庭行ってみたけど誰もいない。

「早かったかな?」


5、6分ぐらい待ってみてもやっぱり誰も来ない。

「まだかな?」

何かされたら飛び蹴りしよう

ジャッジャッ

リョ「ごめん、待った?」

「ううん」

砂利を歩く音の後に越前くんが現れた。

「話って?」

リョ「…今から言うのは冗談でも何でもないから。真剣に聞いて」

「う…うん」

いつになく真剣な顔をしていた。

リョ「俺、奏の事嫌いじゃない。あんたは俺をどう思ってる?」

「どうって…私も嫌いじゃないよ」

リョ「あんた、今絶対友達として"好きか嫌いか"って返事したでしょ。」

「へ?違うの?」

リョ「…にぶちん」

「に…にぶちん!?なんでよ?」

なんでにぶちんなんだ!?
他にどんな意味があるのさ。


リョ「…だから、俺…奏が…きだから付き合ってって言ってるの」


「え…」

リョ「返事は今度でいい。じゃあ、おやすみ」


「は…え?」


突然、告げられた言葉が理解できない。

「今のって…告白された?」




突然伝えられた言葉に戸惑う。

戻りかけたHAPPYlifeをまたとうざけた。

私はその場に座り込んだ。


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