H
不「幸村がいるってことは…やっぱり、立海に通ってる奏ちゃんだったんだね。」
「幸村部長っ、恥ずかしいから離してください。」
幸「え〜、さっき『おもちゃ扱いでも嬉しい』ってドM発言したじゃん。それに、今日1日寂しかったんだからいいじゃないか、これくらい。」
「だぁー//、何で言うんですか!?心の中の独り言をー!!真田副部長に言いつけますよ!!」
ときめいてる自分が嫌だー!!
幸「言ってもいいけど、真田が死ぬよ?」
仁「見せつけてくれるのぅ」
「ほんとー、お姉ちゃんやっるぅ〜」
幸「涼ちゃん?」
「ごめんなさい」
リョ「ちょっと、黒柳!!」
「「あ、越前くん」」
リョ「あれ、黒柳が二人いる」
「あ〜、越前くん女子トイレでお姉ちゃんに何したの!?」
リョ「へ?」
「お姉ちゃんと電話してるとき、越前くんの『もう触らないから』って声が聞こえたの。もしも、何かしたならぼっこぼこにしようと…」
「涼ちゃんっ」
「ん?」
幸「ぼうや、いったい俺の奏に何したの?」
リョ「え、いや教室を飛び出した黒柳を追いかけて腕掴んだらお腹とかいろいろ殴る蹴るってされたから、もう腕とか掴まないって…」
「そうなんだ。」
幸「俺も、手塚や不二の指導が間違ってるのかなって…」
不「僕のことはいいけど、手塚をバカにするのはやめてほしいな(黒笑)」
幸「いやいや、手塚をバカになんてしてないさ。」
怖いです、青学の魔王と立海の魔王が黒い笑顔で笑っているのは…。
「幸村部長っ、もう帰りましょうよ。青学の皆さんに迷惑ですから。ね?涼ちゃんも帰ろっ。」
「うん、帰ろう」
幸「そうだね、いろいろと騒がしくしてすまなかったな不二。」
不「いや、全然楽しかったよ」
仁「んじゃ、俺もそろそろ帰るとするかのぅ。」
「じゃあね、越前くん。不二先輩もさようなら。」
不「うん、バイバイ奏ちゃん涼ちゃん。またね。」
"また"はない方がいいなぁ。
「さようなら」
そう言って青学をあとにした。
[*前へ][次へ#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!