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G
キーンコーンカーンコーン

やっほい、放課後です。
さあ、急いで帰りましょう。そうしましょう。


リョ「黒柳、帰るの?」

「イエス、さらばだ。生意気ボーイ。」

越前くんと普通に話せるようになりました。

リョ「変なあだ名つけないでくれる?」

「すまない、少年。明日からはいつも通りだから。じゃね。」

リョ「ねぇ、待ってよ。」

「何ですか、私は早くmy houseに帰りたいんだわよ。」

リョ「黒柳、携帯持ってる?」

「持ってるけど…」

リョ「かして。」

「ほい。」


なんか、ぽちぽちとボタンを押してないかい?


ピコン


あれ、さっきの音は何かを登録できたときに鳴る音じゃないっけ?


リョ「はい、ありがとう」

「そこの少年何をした?」

リョ「電話番号とメールアドレスの登録」


やってくれやがったぜ、生意気ボーイ!!


「何をする〜、この野郎!!」


リョ「ねぇ」

「何さっ」

リョ「あの、校門のとこで銀髪の人にくっついて震えてるのってさ涼じゃない?」

越前くんの目線と指さす方を見ると、黒いオーラを出す幸村部長に、仁王先輩にしがみつきながら震える涼ちゃん。それをなだめる仁王先輩の3人が立っていた。


「なっなんで!?」チャラリン チャラリン

携帯の着信音

いったい誰から?
画面を見ると

『幸村部長』

そして、校門を見ると私のいる教室を笑顔で見ながら黒いオーラを吹き出している幸村部長。


おそるおそる、電話にでてみる。

「も…もしもし」
『やぁ、奏。青学は楽しいかい?今、校門にいるんだ〜見えてるよね?』

「は、はい…。」

『ちょっと話があるから、おいで?今すぐ…ね?』


「わかりましたっ!!」

『来なかったら、ふふふ。


楽しみにしててね。』

さっきの間は?

きゃー、魔王がお怒りだぁ。

リョ「どうしたの?」

「話してる暇がないの、バイバイっ」


リョ「あっ、ちょっと…」


今のあたしにぴったりの歌、それは『走る〜走る〜俺た〜ち』
って歌だと思う。



不「あ、涼ちゃ……行っちゃった。」


あと、少しで校門っ!!!


不「なんでそんなに急いでるの?」

こんなところで不二先輩に捕まるなんて、最悪…。

「…はぁ…はなして…、離して…くださっ…きゃあ」

幸「やあ、不二。僕のおもちゃに勝手に触らないでくれるかい?」


幸村部長っ、私はおもちゃ扱いですか!?

ひどい…。
てか、幸村部長に抱きしめられてない?
これはおもちゃ扱いされても、なんか嬉しいな。

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