C 只今、授業中です。 でも先生の話など耳に入らず…今朝の不二先輩の言葉がぐるぐると回っています。 『僕にはバレバレだよ?黒柳奏ちゃん』 バレたよね? バレたよ。 あー、どうしよう。私のせいで涼ちゃんが黒魔術の生贄にされたらー!? パニックになってる私の机にコツンっと何かが隣から飛んできた。 くしゃくしゃになった紙だった。 越前くんからの果たし状!? どうしよう。 とにかく、中身を見てみる。 『ねぇ、今日なんか変じゃない?』 果たし状じゃなかった。けど、この人にもバレたら終わりだ。 『そうかな?そんなことないと思うけど…』 バレないように返事を書く。 『なんて言うか、前話してた奏って人みたい。お姉さんなんだっけ?』 バレた…? ガタッ 思わず、立ってしまった。 先生やクラスメートさんも目が点です。 先「どうした?黒柳」 「あ、あの…頭が痛いので…保健室行って良いですか?」 先「そう言えば、顔色悪いな。行ってこい。」 リョ「あ、俺付き添いま「結構です!!!!」 頭が真っ白で廊下を走る。思えば、保健室ってどこ? リョ「奏!!待てよっ」 「ついて来ないで」 リョ「やだ。」 「えっ!?」 やだって言われても私もついてきてほしくないんだけど!? うわぁーん、ついて来ないで。 リョ「だから、待ってってば!!!」 ガシッ 腕を知らない男が掴んでる…。 「私に男がさわるな、ふれるな、近寄るなー!!」 ドゴォ リョ「いったぁ」 「あ、ごっごめんなさいっ!!!」 ついおもいっきり蹴ってしまった。 ごめんなさい、越前くん。 あなたのことは忘れません。 リョ「勝手に…ころす…なっ」 何も聞こえない聞こえない〜。 次は越前くん(男)の来れないところに…。 [*前へ][次へ#] |