B
リョ「あっ、不二先輩。おはようございます。」
"不二"という名字を聞いただけで緊張してしまう。
何故って?
幸村部長と同じ属性だからですよ。
不「越前に……涼ちゃん、おはよう」
「おはようございます、不二先輩。じゃあ私教室に行きますのでごきげんよう〜!!!(心読まれてバレたら大変だ。)」
不「何がバレたら大変なの?」
ギクッ
人生最大のピーンチ!!?
「何でもないですよ?」
「そう?」
「な、何ですか!?」
笑顔で魔王が近寄ってくる。
『……ボソ……』
そして何かを耳元で囁いた。
魔王が怖すぎてなにを言ったか聞き取れなかった。
ただ頭の中には『お姉ちゃん、絶対不二先輩にはバレちゃダメだからね。なにされるかわかんないから。』という妹の言葉がぐるぐると回っていた。
不「ふふ、じゃあね。涼ちゃん。」
「バレちゃっ…た?」
Dear涼ちゃん
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青学は怖いところです。
奏より
魔王が囁いた言葉は私に恐怖を与えました。
『僕にはバレバレだよ?黒柳奏ちゃん』
バレたよね。
というか何で名前知ってんの!?
幸村部長の次に怖いよ〜。
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