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危険地帯
10


「おい、あれって樹里くんの…」


「英二。そんなに急いでどうした?」


玲音が見つけた英二を亮が引き止めた。


「あ…、亮先輩、玲音先輩…。

あのっ!樹里がっ…。」





「っ!分かった。」


「おいっ!亮っ!

あ、有馬英二、これ俺のケー番。見つけたら連絡して!」


英二の話を聞いた瞬間走り出した亮。

そのあとを追いかける玲音。



樹里っ!どこにいるんだっ!














「んん…、あれ…?ここ、どこ?」


跳び箱、サッカーボール、マット…体育倉庫?


ガラガラッ



「あっれ〜?樹里くん起きちゃった?」


「…何ですか?」


「バレされちゃまずいからさ、口止めしようと思ってね。」


「口にテープでも貼るんですか?」


相手は3人。後ろで手が縛られてるけど逃げられないことはない。

男たちを睨み付けた。


「ククッ、そんなに見つめないでよ。

テープじゃインパクト薄いからさ〜、


君の裸撮らせてよ。抑えろ。」



ふざけんな!
見つめてないし、裸になんてされてたまるかっ!



「そんなジタバタしないでよ。すぐだから、ね?」


私の肩を押さえたり足を押さえつける男たち。

リーダーっぽいヤツはカメラを構えながらにやにや笑ってる。



「嫌だ、嫌だ…助けてよっ!璃偉斗ー!」



「樹里っ!」



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あきゅろす。
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