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危険地帯



「あ、樹里お疲れさま〜。もうすぐ始まるってさ。」


「うん!隣座って良い?」


「もちろん!

あ、英二だ。それに、やっぱ会長もだよ。」


「だって部長だもんねー。

ていうか、他校のギャラリー多くない?しかも、女の子ばっか。」


周りを見たらただの練習試合なのにチア部までいる。何で?


「ああ、それね!乙女沢は皆、顏良いから、他校の子は仲良くなって最終的に彼女にしてもらおうと躍起になってんの。俺はごめんだけどね〜。」


「はは…υすごいね、それは。
章は良いの?他校の子可愛いよ?ほら、あの子とか…あ、あの子とか…」


「俺は樹里のが可愛いと思うよ。」


「え?…―っ!俺は男だよっ!」


「分かってるよ〜。それでも、樹里の方が可愛いの。
俺は、顏だけじゃなくて性格を知った上で好きになるよ。」


そう言った章の横顏は微笑んでるのに目は真剣で…、なんだか胸が苦しくなった。

















「良かったねー!3―0で勝って!」


「英二2点もいれたし、亮先輩も点入れたしっ!後でおめでとうって言わなきゃねっ!

あ、試合終わったしマネージャーの仕事しなきゃ。じゃあまた後でねっ、章!」


去って行った私は章がじっと見つめてたなんて…―



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あきゅろす。
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