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危険地帯



「じゃあ、ここが校長室だから。隣は職員室。
教室までは担任がどうにかしてくれる。分かった?」


「はいっ!どうもありがとうございました。」



深々と礼をして亮先輩を見上げた。

…顔近いんですけどυ



「あの〜、亮先輩?」


「朝言ってたけど、くれぐれも私だなんて言うなよ。すぐバレるからな。それと…」


チュっ


「////…な、何するんですかあ!?」


「ん?男除け。あんま変なヤツについていくなよ?
帰りは俺が迎えに行ってやるからクラスで待ってろ。」



フレンチキスをした先輩は私の目線に合わせて腰をおって、真面目な顔して言ってくる。

友達作るし、そんな心配いらないのに。



「…樹里、返事は?」


「(怖っ!)は、はい!わかりましたっ!」


笑顔なのに黒いオーラ出てるよ〜!!


私の返事を聞くと軽く微笑みながら頭をポンポンして歩いて行ってしまった。


やっぱり格好良いなあ。
後ろ姿すら格好良いもん。
でも、いきなりキスしてくるなんて…、気をつけなきゃ!!


「よしっ!!」


もう一回気合いを入れ直してから、校長室に入った。


コンコン

「失礼しまあ…す…っ!?」




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あきゅろす。
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