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涙のあと



絢が荒い息を繰り返す室内でカチャカチャという音が響く。


そして突然秘所に熱いモノがあたり押し付けられる。
その瞬間朦朧としていた絢が正気に戻った。




「きゃああ!何!?痛っ、いよぉ…。」




突然の痛みに暴れる絢に龍は顔を上げ絢の顔を覗き込んだ。




「絢…、俺限界。出来れば無理矢理なんてしたくないけど…、ごめん。」


「んんぅ…。待ってぇ…。ねぇ…」


絢の懇願する声に龍はもう一度顔をあげた。



「ん?」


「…龍の気持ち聞きたい。お願い、聞かせて?」


「一回しか言わないから。ちゃんと聞いとけ。」




そう言って絢の額に自分の額を当てて間近で目を合わせて龍は言った。




「…、愛してる」




言った龍は絢に口付け、舌を絡めた。
そして龍のモノがゆっくりと入ってくる。




「んん、…ん、…んぅん…」


「全部入った。…大丈夫?」


「ん。大丈夫…。」


「じゃあ、動くよ?」


痛みをこらえながら頷く絢に優しい笑みを浮かべた龍は額にキスを落としてから動き始めた。





「あぁ…んぅ、んん、あぁ…、ああぁあ…ん…」




絢の感じるところを突いてくる。
もう絢には痛みではなく快感しか感じなくなっていた。




「ああぁん、もう、ダメっ、イッ、ちゃう…」




その声に更に突き上げるスピードを上げていく龍は荒い呼吸を繰り返していた。




「ああぁ、イク、イッちゃうぅ…、よぉっ、ぃやぁあ…―!」




一際大きな声を上げ跳ね上がる絢の体から龍のモノを抜きとり限界まで塞き止めていたモノを吐き出した。


まだ荒い呼吸を繰り返す絢を抱きしめる龍。














「ねえ…、さっき言ったの、本当?」


「当たり前だろ?ったく、我慢してたのに…、絢には適わないな。」




照れ臭そうに笑う龍に絢は言った。




「ねえ…、もう一回だけ言って?」


「///…、もう一回だけだからな!」







「愛してるよ…、絢。」






End



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