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愛言葉を叫びましょう
lessonZ
「〜…で、あるからして…きちんとノートとれよ」

in教室

「……」

「〜になり…ん??おい、鷺宮?」

「……すー」

「み、瑞希…?」

「おい、鷺宮!」

「み、瑞希、起きて!」

「ふぇ…?」

必死なナギの声で目が覚めました。
頭上で睨みをきかしているのは…
あ、やば…。俺、鬼教師・宮本先生の数学で爆睡してた…

「鷺宮…お前授業終わったら職員室前来い」

「は、はい…」

あぁ…人生初の呼び出しが宮本先生なんて…俺、どこまでツイてないんだろ…



「全くお前は!!副会長がそんなんでいいのかっ!!」

職員室に付くなりいきなり罵声が飛ぶ。
胸がズキンって痛むほど…心に突き刺さる言葉だった。

「す、すみません…」

シュン…、と肩を落として鬼形相の宮本先生に謝った。

「全くお前は…仕事は出来ないし、授業はねるし!!お前以外の生徒会役員はきちんとしているのに!!」

そんなこと…そんなこと言われなくったって、自分が一番わかってる…。

「お前は本当に副会長としての自覚があるのかっ!!」

わかってる。俺が一番生徒会の中で…

「お前なんか生徒会の邪魔になるだけだ!!
このっ、役た…」
「はい、ちょっと待って下さいっ」

…え?
後に続く筈だった痛い程わかっている辛辣痛烈な言葉は、職員室を出てきた広瀬先生に止められた。

「生徒会の事でお叱りですか?すみません…。俺の方から叱っとくんで…」
「ひ、広瀬先生…そうですね、頼みますよ」
「はい。ほら、行くぞ鷺宮」

強く握り締めていた拳をほどかれ、広瀬先生に手を引かれて俺は国語教官室へ連れて行かれた。



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あきゅろす。
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