SS
雲綱
「ワオ。可愛いじゃないか」
「雲雀さぁぁぁん!?何勝手に見てるんですか!!」
「何って綱吉のアルバムだけど？」
「なんでオレのアルバムがこの応接室にあるんですか。押し入れの奥底に封印したはずなんですけど」
「赤ん坊が持ってきてくれたんだよ」
「リボォォオンッ!!!!とりあえず返してください！今すぐに！」
「なんで？こんなに面白いものそう簡単に返すわけないでしょ？」
「面白いってどういう意味ですか。オレの情けない姿を見て嘲笑いたいんですか」
「そんなわけないだろ。綱吉って小さいころから可愛かったんだね。ほらこの転んで血の滲んだ足を涙目で抱えてるとこなんて最高じゃないか」
「どんな楽しみ方してるのーっ!?というかそんな写真撮られてたんだ！」
「まだまだいっぱい面白い写真あるよ。ほらこれなんか犬に襲われてて、まるで獣ｋ「自重しましょうそこは!!」…わかったよ」
「雲雀さん、そんなこと気軽に言っちゃだめですよ。まずそんな思考回路しちゃいけませんよ」
「チッ…」
「舌打ちした!?」
「それよりもっと面白い写真ないの？恥ずかしい写真とか隠してるんじゃない？」
「隠してません！たとえあっても見せません！」
「つまらないね」
「…もっと普通に楽しみましょうよ」
アルバムって凶器
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