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百点なんかじゃ足りません【東方】


文×アリス



「文は、私で満足?」


マーガトロイド邸のリビングのテーブルで、アリスは読書を、文は新聞記事の纏めをしていた。


「いきなりどうされました?」


くるくると回していたペンを止め、興味深そうに少し身を乗り出した。


「文って色々な恋愛を知ってるでしょ?その中で私はどうなのかなって」
「知ってると言っても、実体験はアリスさん以外は知りませんよ?」
「…ホントに?」


小さく首を傾げ訊ねるアリスの仕草が可愛くて、つい抱き締めたくなったがそれを邪魔するテーブルの長さ。仕方なく腕を伸ばして頬を撫でるだけにした。


「本当です。だからアリスさんは満点ですよ」
「でも私、文に何もしてあげてないわ」
約束事を作るのも予定を立てるのも、迎えに行く役だって全部文がしてくれる。

文の手に頬擦りしながら目を閉るその表情は、どことなく暗く見える。


「恋の仕方に正解はありませんよ。だからそれが私たちの恋の仕方でいいじゃないですか」
「このままで、いいの?」
「はい。アリスさんさえ良ければ」
「…少しずつ、変えていきたいわ」
「ならそうしましょう」




今まで色々な方の話を聞いてきましたが、アリスさんよりも可愛い方なんていませんよ
皆さん自分の恋人が一番のように話されますが、私のアリスさんが一番です

どんな恋愛をしたって、相手が貴女なら私はなんだっていいんです



++++++++
文アリって珍しいですよね?
文に連れ回されてるアリスって図が萌える(*´∀`)

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あきゅろす。
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