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恋人でいいじゃない【東方】



さとり×パルスィ


「姉キャラに飽きました。だから姉になりませんか?」


私の定位置である橋の上にやってきたかと思ったら、いきなり意味の分からない事を言われた。
簡単に、なるならないで姉妹になれるわけないじゃない。


「実の姉にはなれませんよ?実姉でなくていいんです」
「…理由は?」
「言いたくありません」
「なら嫌」


人の考えてる事は丸分かりなのに自分の事は言わないとか、正直ズルい。


「ズルいと言われても…。言っても笑いませんか?」


少し俯き、上目遣いで見てくる様が見慣れなくて、どこかむず痒い。てか姉になって欲しい理由で笑うとかどんなのよ。


「笑ったらトラウマを見せますよ」
「分かったから…」
「甘えたいんです」


顔を真っ赤に染めながら、完全に俯いて言った。あ、なんか可愛いかも知れない。


「別に姉じゃなくても、甘えればいいじゃない」
「姉妹なら気兼ねなく触れられます」
「触れ合うのが怖いの?」
「貴女に拒まれるのが怖いです」


さとりに怖いなんて思いをさせられる私って凄いんじゃない?


「姉妹ならキスとか出来ないわよ?」
「抱き締めてくれるだけで満足です」


愛情に飢えてるのかしら。姉として、地霊殿の主として慕われているとはいえ、そこから感じるのは敬愛。さとりの求めてる愛情じゃないのかもね。


「私は嫌よ。抱き締めるだけで愛情表現なんて出来ないもの」
「ですが…」
「拒まないから。私とさとりは恋人、これじゃ駄目?」
「駄目じゃ、ないです」




さとりは姉でいればいい。姉として妹を甘やかしてあげれば、私が恋人としてさとりを甘やかすから



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パルさとっぽいんだよなぁ

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あきゅろす。
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