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頑張ったでしょう【東方】


衣玖×アリス
※学パロ



いつだって、そんな感じ。ほとんど真似事のようで、唯一違うのは愛情だけ。
幼稚園児の方が私たちより上手に恋心を楽しんでいるかも知れない。
私は別にそれが嫌な訳ではない。けれど相手がどうかは知らない。今とは違った恋を望んでいるのだろうか。


「今日は早かったんですね」


生徒会室の前にアリスが居た。何時に終わるか分からないから先に帰っていいと言っても、いつも待っていてくれる子。


「話すこともあまり無かったんで」
「そっか」


一緒に帰ろうとしたら、近くにいた人達が目に入った。仲睦まじくじゃれあっている女の子が二人。


「アリス」


こちらを向いたアリスの頭をそっと撫でる。
驚いた後、恥ずかしそうに顔を赤くして俯いた。


「あの人たちの真似なら、衣玖は撫でられる側よ」


何故か問うと、撫でられた側の子は今委員会を終えたところで、頑張ったから撫でてもらったらしい。
アリスは、今生徒会が終わった私が頑張ったから撫でられる側だと言いたいみたいだけど。


「別に何も頑張ってないですよ。アリスの方が色々頑張っているじゃないですか」
「例えば?」
「毎回学年首位でしょう?」
「勉強ぐらい出来ないと、衣玖と釣り合わないもの」

ほら、頑張っているじゃないですか。
もう一度頭を撫でると、今度は嬉しそうな顔をしてくれた。


「衣玖にもしてあげる」


そっと頭を撫でられる。
思っていたより気持ちよくて、嬉しい気持ちになれました。



いつも頑張っている貴女に、私からのご褒美です。
誰かの真似事であっても、こんな気持ちになれるなら、今のままでいいかも知れませんね





+++++++++++
学パロのつもりで書いたんですが…
衣玖さんは愛情表現の仕方がいまいち分かっていなくて、前を歩いている人達が手を繋いでいるから私達も。な流れでしか手を繋いだりしないと思うんだ!

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あきゅろす。
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