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母性本能です【東方】



魔理沙×アリス+ナズーリン
※ナズアリの続き



「パステル作ってみたの」


遊びに来たナズーリンに出したケーキ。うちに通うナズーリンの所為で、チーズ料理のレパートリーが増えたのは気のせいじゃない。


「此処は天国だ」
「チーズ食べれるくらいで大袈裟だな」
「一輪は週一でしか出してくれないからね」


魔理沙と二人でケーキを奪い合うようにして食べているけど、やっぱりナズーリンの方が行儀はいいのよね。


「もう少し落ち着いて食べなさい」


魔理沙の隣に座って汚れた口元を拭いてあげると、それをナズーリンがジッと見た。


「ん?」
「魔理沙には甘いよね」
「私だからな」
「威張るな」


確かに、魔理沙を人一倍甘やかしている気がするけど、叱る時はしっかり叱っているつもりではいる。


「お前が入る隙はないぜ」
「私はアリスを困らせたりしないけどね」
「手のかかる子程可愛いっていうだろ」
「手がかかるって自覚してるなら自重しなさい」
「気が向いたらな」


まぁ言ってどうにかなるとは思ってなかったけどね。

それにしても、この二人似てるわね。
二人とも緑茶派だとか言いながら、毎回紅茶をおかわりしてくれる。お菓子を食べるときも美味しいって食べてくれる。


「魔理沙はアリスの何?」
「何って…」
「恋人一択だろ」
「相方よ」
「そっか」


一人で納得して、ご馳走さま。と言って立ち上がった。


「アリスの事好きだよ」


じゃあね。と去っていった。からかっている様子はなく、ほんのり紳士的なカッコよさを感じたけど魔理沙の視線が痛くて惚れる隙がなかった。


「堂々とした浮気だな」
「違うわよ」
「どうだか」


紅茶を一気飲みして、顔ごと私から逸らす。


「妬いてるの?」
「違うやい」


可愛くて頬っぺたを人差し指でつつくと、いきなり手首を掴まれた。


「どうしたの?」
「何で相方なんだよ」
「私が人前で恋人とか言うと思う?」
「思わないけど…」


それを拗ねてるのね。結構小さいことを気にするタイプなのかしら。


「今度会ったら訂正しておくわ」
「絶対だからな」


手を離して抱きついてきた頭を撫でてやる。

確かに、手のかかる子程可愛いわね



++++++++++
女の子らしい魔理沙も結構好きです(*´ω`)
ナズとにとりって魔理沙に似てる気がする!



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あきゅろす。
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