[携帯モード] [URL送信]
甘い貴女【東方】



魔理沙×アリス
!エロくはないけど、肌ける描写はあります!ギャグっぽい





私が今まで大切に残してきた真っ赤な実。魔理沙はそれに意図も簡単にたどり着き、口に入れようとしている。
私も魔理沙なら良いかなと思って、食べるなら早くして。と急かした。
私を見た後にニッと歯を見せて笑い、旨そうだぜ。と言った。
その後傍にあったチューブを手に取り、赤い実に中身をたっぷりと掛けた。
予想外の行動に私は驚き、思わず声を荒げてしまった。


「何してんのよ!馬鹿じゃないの?!
「馬鹿とはなんだよ!この方が上手いんだ」
「しかも直に掛けるとか…」
「食べたら一緒だ」


私を見ながら赤い実を口に放り込んだ。


「あんたそれ、苺じゃなくて練乳食べてるって言うのよ?」
「両方食べてるんだよ」
「練乳の量が尋常じゃないわ」
「練乳の素晴らしさが分からん奴め」


魔理沙はもう一粒苺を取り、また練乳を直に掛けてそれを食べた。


「文句言うなら練乳を用意しなかったらいいだろ」
「直に掛けるなんて想定外なのよ」


テーブルに置かれた小皿を指差すと首を傾げられた。
魔理沙的常識に、練乳を小皿に出してから使うというのは無いみたいね。


「お前は唐揚げにレモンを掛けるのに小皿を使うのか?」
「使わないし、魔理沙はマヨネーズ派じゃない」
「あぁそうだ。因みにマヨネーズも直に掛けるぜ」


他所に出た時だけでも小皿を使うと言うことをしないのか、この子は…。


「仕方ない、直に掛ける旨さを教えてやろう」


絶えず左手に握っていた練乳は離さず魔理沙は立ち上がり、私の腕を掴んで二階への階段を登った。


「ちょ、何する気よ!」
「楽しい事だぜ」


迷うことなく寝室の扉を開け、私をベッドに押し倒し、にやりと笑った。
その笑いに一瞬苛立ちを感じたけれど、いつもの事だと割り切って、ため息ひとつで諦めることにしよう。


「何がしたいの?」


分かっていて聞く。ベッドに押し倒され、馬乗りになられている状況で先が読めない程馬鹿じゃない。


「アリスに練乳の素晴らしさを教えたい」
「直に掛ける旨さを、とか言ってなかったかしら?」
「あー、それが主じゃなくても良くなってきた」
「なら具体的に何を?」
「練乳プレイだ」


練乳プレイって練乳を使うってことよね。ベッドの上で?そんな事させないわ。


「本物の馬鹿じゃないの!」
「失礼な奴だぜ」
「後始末は誰がすると思ってんのよ」
「…怒るとこそこかよ」


片付ける気はないぜ。と言いながら、いそいそと私の服を脱がし始めた。
確かに普通なら今からの行為に対して怒るだろうけど、そんな事したって無駄なのは分かってる。だからその先を怒るしかない。練乳でベタベタになったシーツを洗うのは私。ベタベタになった身体を洗うためにお風呂の準備をするのも私。どう考えてもマイナスじゃない。


「なぁ、胸でかくなったよな?」
「誰かさんのお陰でね」
「ちくしょう、アリスだけズルいぜ」


露になった胸に躊躇いなく練乳を掛ける。起き上がっているから、練乳はゆっくりと一筋の線を描きながら腹部まで伝う。


「…何か言えよ。せめてリアクションぐらいさぁ」
「雰囲気が悪いのよ」


夜、薄暗い部屋で甘い言葉を囁いて。こんな流れなら私だってその気になって、冷たく身体を伝うものに敏感になっていたと思う。
でも真っ昼間、苺の食べ方から発展した練乳プレイにすぐ感じる程堕ちていない。


「まぁ直ぐに雰囲気なんか気にしなくなるぜ」
「させてみなさい」


胸に吸い付く魔理沙の舌に堪えながら、頭を撫でてあげた。

練乳はもう買わないでおこう…



++++++++
予定ではがっつり練乳を使ってネチョる筈だったんですが、文章力がありませんでした。申し訳ないですm(__)m

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!