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実用性重視【東方】



幽香×アリス



「毎回毎回」
よく覚えてるわね。
アリスからクリスマスプレゼントを見て言った。


「話の聞き方じゃない?」
「私は聞き方が悪いと?」
「悪いかは知らないけど、もう少し興味を持ったら」


露骨に嫌そうな顔をした幽香にアリスは苦笑いをしながら、食べ終えた食器を片付けようと立ち上がった。


「今年はちゃんと用意したのよ」


テーブルに手を着いたままの姿勢で幽香を見る。
用意したって何を?今年はって事は去年は違ったって事よね。
でも別に幽香が用意をしないといけないもの何てない。だって去年、足りなくて困ったものなんてないもの。


「ほら、クリスマスプレゼント」


テーブルに出された紙袋を受け取り、袋を開けた。


「欲しいものとか知らないからね」


テーブルに両肘を付いて頬杖をする。
幽香がアリスにあげたのは様々な色の布と糸だ。


「有り難う…」


紙袋をギュッと胸元で抱き締めながら言った。


「…泣いてるの?!」


俯いているアリスから零れた涙を見て、思わず立ち上がってしまった。


「幽香が用意してくれるなんて思ってなかったから」


涙を流しながらも笑顔で幽香を見てもう一度、有り難う。と言った。

まさか泣かれるとは思っていなくて少し焦ったが、まぁ喜んでもらえたのだと分かり安心し、アリスの傍に行き、目尻にキスをし涙を舐めた。




たまにはこう言った涙も悪くはないわね



++++++
これって甘いよね(*´∀`)
たまにはこんな幽アリもいいもんだ(*´ω`)


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あきゅろす。
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