一夜以上漬けました【東方】 にとり×アリス 「はい」 「あー」 向かいのテーブルで持参していたきゅうりを食べていたにとりに、スプーンで掬ったカレーを食べさした。 生憎、夕食は一人分した用意していなかった。カレーのルーだけなら余っているが、ご飯がない。 「やっぱりアリスの料理は美味しいや」 「ありがと。でもいきなり来られたら、何も用意出来ないわ」 「大丈夫、持参してるから!」 手にしていたきゅうりをズイッと前に出し、嬉しそうに笑った。無邪気で可愛くて、思わずギュッとして頭を撫でたくなるけど今はご飯中。我慢しないと。 「きゅうり以外は?なにが好き?」 「アリスが作るのなら何でも好きー」 ニカーっと笑う。嬉しいけど、何を作ってあげれば喜ぶかは明確にされていないわけで…。 「お前には向かないと思うぜ」 魔理沙に言われながら作り始めたきゅうりのお漬け物。確かに向いていなかった。でも諦めたくなくて続けた、魔理沙の家で。 「わざわざゴメンね。でも有り難う」 魔理沙と霊夢が美味しいという出来になったものを、にとりに食べてもらった。 にとりにも美味しいと言ってもらえて、久しぶりに料理の楽しさを感じる事が出来た。 「今度はさ、私がアリスに何か作りたいな」 「なら一緒に作りましょ」 「うん、初めての共同作業だね」 無邪気なのはとても罪だと思う。でも、大好きな無邪気な笑顔をずっと見ていたい。だから楽しいこと、嬉しいことをもっと増やしていきたいな +++++++++ にとりが可愛く感じた(*´ω`) にとりは魔理沙に似てる気がする(´・ω・`) [*前へ][次へ#] [戻る] |