box
あれ？(幸村と仁王)
仁王は不思議なヤツだと思う。
今だってほら、
周りの皆と戯れるのが苦手な癖に、学校にいつの間にか住み着いた猫と楽しそうに戯れてる。
楽しそうに、と言っても相変わらずのポーカーフェイスのせいでよくわからないけど。
要するに雰囲気的に、って事
仁王曰く、動物は裏切らないんだとか
まぁ、うん、わかるよ。
他に例をあげるなら…そうだな、独特な口調、とか？
仁王がどこ出身なのかはいまだに誰も知らない。
ああ、後仁王は他人にペテンをかける癖に自分がかけられるとものすごく不機嫌になるね(それはめったにない事だけど。)
「…なにしとるんじゃ、幸村」
「ちょっと仁王について考えてた」
「は？なんじゃそれ」
くくく、と笑う声と細められた目
仁王が、笑った。
そうだ、もうひとつ。
仁王はね、他人の前じゃ笑わないけど俺の前だとよく笑うよ。
やっぱり仁王は不思議なヤツだ。
あれ？
(なんで俺こんなに仁王に詳しいんだろう)
無自覚ラヴァース
(始まってすらいない恋)
11、4、25
［*前へ］［次へ#］
[小説ﾅﾋﾞ|小説大賞]
無料HPエムペ！
携帯モード]
[
URL送信]
