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浴びるようなキス(仁蔵)



ザアアとシャワーから流れるお湯


普通なら、髪や身体を洗う場所であるこのシャワールームに、なぜ俺と彼は服を着たまま入っているのか


彼は着ていたシャツを脱ぎ捨て、俺の水を含んで重くなったズボンを下着ごとずり下ろした




「な、」




なにをするんだ、俺がそう言う前にカチリと合った彼の目は確かに俺を映していて。
そんな事絶対にないのに、その瞳に吸い込まれるかと思って顔を逸らす




「くく、顔真っ赤じゃの」



「お前、が、」



「はいはい」




睨む俺を無視して、額にキス
仁王の唇は熱かった




「にしても、」



「え?」



「透けたシャツ一枚だけとか
なかなかクる」



「っ、変態」




いくらお湯が当たってるとはいえ
今は冬。
濡れたシャツが身体にぺトリとくっついて寒いし気持ち悪い



それは彼も同じようで、顔に纏わり付く髪をうざったそうに掻き上げる姿は、なかなか絵になる



(水も滴るいい男、か。)



今の仁王にピッタリだ

だって、こんなに、




「エロい」



「は?」




まさか俺からこんな事を言われるとは思ってなかったらしい
今の驚いた顔を携帯で写メってやりたい。


そして何を思ったのか、にやりと笑う仁王は、きっとなにか企んでいるに違いない




「おまんの方がよっぽど」




鎖骨を這う舌
ペろりと舐め上げられ、
首筋に噛み付かれる。




「エロいぜよ」




甘くて低いテノール
耳元でそんな声を出されたら俺もう抗議の声を上げる事も、抵抗する事も出来ないのだ。

それを知っててやる仁王は相当タチが悪い。




むっとした顔をする俺を崩すように、あやすように仁王は頬や唇にキスをした





















シャワールームで浴びるようなキス


(もっと、なんて言ってあげない)






















*アトガキ*


リハビリ3
はっず!なにこれはっず!
夜中のテンション怖いね!

仁王はズボンだけ、白石はシャツだけ着てます(^ω^)


11310

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あきゅろす。
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