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堕ちてこい(幸仁)
！幸村が狂ってます
ぐるぐるぐるぐる
わからない
どうして？
どうして？
わからない。
巡り巡った感情は口から飛び出して君を傷付ける
ナイフみたいにね、さくって刺さってくんだ、君に。
俺は悪くないよ？
だって口が勝手に動いて、ついでに身体も勝手に動いちゃうんだもの。
ホント、不便なカラダ。
「不思議だよねえ」
なにが？って顔してる
なあんだ、まだまだ平気そうじゃないか。
「俺はお前を好きなのに、お前は俺を好きじゃない」
ああ、その顔！
愛しくて憎らしい！
「こんなの不思議通り越しておかしいだろう？」
だってだって、こんなにもお前を愛しているのに
お前はあいつしか見てないじゃないか。
あの眼鏡の真面目なあ・い・つ
「ねえ、なんで？」
「俺に、なにが足りないの？」
あいつより頭いいしあいつより強いのに。
なにが不満なの？
「なんとか言いなよ。」
強く蹴り飛ばす。
あらら、痛そう。
「なんで何も言わないの？」
ああ、そっか。
俺が喋れないようにガムテープ貼ったんだっけ
「まあいいや」
「あれ」
「なんで泣いてるの？」
「ああ」
「さっきのが痛かった？」
「ごめんねえ」
「でもあれはお前が悪いんだよ？」
「俺はあんな事したくなかったのに」
「ねえ仁王」
早く俺を好きになってね
耳元でそう言って、もう一度強く蹴っ飛ばした
さてと、そろそろ俺は学校に行かなくちゃ。
くるりと振り返る。
ああ、その縋るような目、嫌いじゃないよ。
だからその目が、早く俺を映しますように。
堕ちろ、堕ちろ
(そして俺に愛を囁け。)
*アトガキ*
もんのすごくやってしまった感…書いてて怖くなった(笑)
なんかいろいろごめんなすん！
11、2、24
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