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休日の一コマ(光謙)



髪を梳くようにして頭をなでれば雑誌のページをめくる手を止め、気持ち良さそうに目を細める彼

かわええ。





「謙也さん、頭なでられんの好きなんやな」



「え?そうか?」



「おん。めっちゃ気持ち良さそうで目ぇとろーんってなっとりました」



「ま、まぁ頭なでられるんは嫌いやないで」





今、俺はベッドの上に座ってて謙也さんは床の上でベッドによっ掛かって雑誌読んどる


まぁ先に携帯弄り出したの俺やし、雑誌読み始めるんもわかるけどなぁ…

やっぱり俺と一緒に居るんやし「俺にも構ってや」とか言ってくれてもええのに。




「なぁ謙也さん」



「んー?」




雑誌を読みながら答える謙也さん

俺は携帯をベッドに放り投げてベッドの上から謙也さんを抱きしめ耳元で低く囁いた




「なぁ…俺にも構って」



「なっ…!」




びくん、と肩がはねる。
反応も予想通りやな




「ひっ、ひか、」



「そないにどもらないで下さいよ」



「や、やって光がそんな事言うん初めてやん」



「謙也さんが雑誌読んどるからやろ」



「…光が先に携帯弄り出したんやんけ」




そう言って俯く謙也さん

(もしかして、)




「謙也さん構ってほしかったん?」



「ちゃ、ちゃうわアホ!」




顔真っ赤になって言われても説得力のカケラもないわ



「素直に言えば構ってあげたのに…謙也さん可愛ええなぁ」



「ぅ、うるさいアホ!」




こんなベタな展開なのに謙也さんだとこんなに愛おしく思える

俺って単純なんやろか。




「ま、そんな謙也さんも好きっすわ」




ベッドの上から抱きしめた体制のままちゅ、と頬にキスをした




「っふ、不意打ちはあかん!」




謙也さんが、バッとその場からずれた為、俺はそのまま床へと落ちた

そりゃあ床に顔ぶつけりゃ痛いわけで。




「ひっ光!ごめん!大丈夫か!?」




俺は慌てて近付いてきた謙也さんの腕をがしっと掴んだ


そして俺は今までにした事ないくらいの笑顔でこう言った




「謙也さん、」



「は、はい…?」



「このお詫びは身体で返してくれますよね?」






















そして彼の顔が引き攣った




(夜が楽しみやんなぁ、謙也さん?)

(は、はい…)





























*アトガキ*


なんだコレ/(^p^)\

もっと甘い感じにするつもりだったのに…orz


10、11、24

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あきゅろす。
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