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ココア(仁蔵)

※二人とも偽物!
※白石が乙女っぽい!

















すっかり暗くなった部活の帰り道。

なるべく街灯のある道を歩いていると人影を見つけた






「あ、仁王クン」



「あ?白石?なんでこんな所にいるんじゃ?」



「あ、えと、俺仁王クンに、」



「え?聞こえんぜよ」



「あ、な、なんでもない!!」



「そうか?
あ、コレいるか?」



「へ?」




さっき自販機で間違えて買ってしまったホットココアを見せた




「俺は甘いのが苦手での
俺は飲まんし、いるか?」



「お、おん。ありがとな」




とりあえずベンチに座った

両手でココアをちびちびと飲む辺り、猫舌なのかもしれない





「で、なんで神奈川にいるんじゃ?」



「あ、えと、その…」



「?」



「に、仁王クンに話があってん」



「俺に?」



「あんな、俺な、」




真剣そうな顔をする白石の両手がふるふると震えている




「仁王クンが、好きなんや」



「…は?」



「あ、ご、ごめんな…
気持ち悪い、やろ…?」




俯いて涙をこらえる姿になぜか胸が苦しくなった




「あー…なんでじゃろ」



「へ?」



「初めて俺より身長の高い男の事可愛いって思ったナリ」



「え?…え?」




パッと顔をあげて首を傾げる白石を可愛い、と感じた



「白石、」



「は、はい!」



「たった今、お前さんの事好きになったぜよ」



「ほ、ほんま?」



「あぁ」




唇に触れるだけのキスをした

白石はふにゃ、と泣きそうな顔で笑った




「白石、寒いから早く帰るぜよ」



「え?」



「今日は家に誰もいないきに。泊まるじゃろ?」



「!!仁王クン、」




立ち上がって手を繋いだ


繋いだ手はココアを持ってたせいか温かかった




「大好きや」


















僕とココアと君

(甘いココアは思考を溶かす)





















*アトガキ*


珍しく仁蔵。

大阪から神奈川てww
白石はどんだけ仁王に会いたかったんだろーね(笑)

白石は仁王が大好きなのです(*^ω^*)


10、11、5

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