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明日は柳生の誕生日。





「何をやったらええんじゃ」




花束?
なんか性に合わん

お菓子?
作った事ないぜよ

テニス用品?
普通すぎるナリ

……ところてん?
…ないな。





「どうしたらええんかのぅ」




ため息をついて空を見上げた























結局、思いつかず次の日





「柳生誕生日おめでとう」



「ありがとうございます。綺麗な花束ですね」



「ひーろしっ!俺からはコレっ!!」



「コレ…丸井君が作ったんですか?」



「どう?天才的ぃ?」



「はい。ありがとうございます!」






みんなが柳生にプレゼントを渡している

(あぁ、どうしよう。)



そして急に全員がこちらを向いた




「仁王、お前は何をプレゼントするんだい?」



「柳生とお前は付き合っているとデータにはあるが…」




(みんな、俺が柳生と付き合っとるからすごいモンやると思っとる…)




柳生もこちらを見ていた

(仕方ない…コレしかないっ!!)




「お、」



「「「「お?」」」」



「俺がプレゼントじゃっ!!」



ベタすぎて馬鹿にされると思って目を閉じていた

だがあまりにも誰も喋らないので恐る恐る目を開けた

(なんじゃ?全員顔赤くしとる)




「ぉ、お前、仁王…結構大胆だな…」



「ぁ、あはは、まぁ頑張れよ」



「先輩…いろんな意味で尊敬するっす」



「は?」



「柳生、明日はいろいろ忙しいのでな」



「明日に差し支えないようにしてやれ」



「はい」





…は?
明日に差し支えないように?
……ちょっと待て。


大胆+頑張れ+差し支えないように…?


………



「そういう意味やないぃぃぃぃぃぃ!!!!!」



「なんだ仁王、今さら照れるな」



「えと、あの…仁王君、今日はよろしくお願いします」



「は?ちょ、待ちんしゃい!!」





た、確かに俺と柳生は付き合っとるが…

ま、まだそういう事は……しとらん。




ってかそんな大胆発言を俺はコイツらの前で…!!




「じゃあもう柳生と仁王は帰っていいよ」



「はい。さようなら」



「明日なー」



「えっ、ちょ、やぎゅ!!」

























それから俺は柳生の家に連れてこられた

(今日は誰も家にいないらしい)





「あ、あのな柳生、さっきのは…」



「仁王君は嫌ですか?」



「え?」



「私に抱かれる事、です」



「…嫌、やない…けど」



「けど?なんです?」



「こわい、んじゃ」






それはホントだった

ただでさえ男同士で付き合っているのに体の関係を持つという事はもう後戻りはできないという事






「私もですよ。」



「え?」



「私も、こわいです…だから…」




柳生はゆっくりと俺を押し倒した




「こわい、なんて一緒にわからなくなってしまいましょう、仁王君」




唇が触れた




「…ん、やぎゅ…」



「はい?」



「誕生日…おめでとさん
それと、今日は手加減してほしいぜよ」




俺がそう言うと柳生はニッコリと笑った




「当たり前です。
私は紳士ですから」































HAPPY BIRTH DAY
(愛しい人。)































*アトガキ*


なんだこれww
恥ずかしい小説だ(//△//)
あ…柳生、誕生日おめでとう(*^▽^)/
これからも仁王と仲良くね←


10、10、19

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