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box
気付いてる?(蔵→謙)








「おい謙也、そこ多分こけるd「おわっ!?」…言わんこっちゃない」















「いったぁー…」



「お前が走り回っとるからやろ」





謙也は座って擦りむいた膝を見る
心なしか瞳がうるんでて可愛い、とか思ってたり





「走り回っとるて…俺を金ちゃんと一緒にするなっちゅー話や」



「ワイの事呼んだかー?」



「呼んどらん呼んどらん
金ちゃんは練習戻りぃ」





そう言ったが戻りそうにない金ちゃん
まぁ仲間想いなのはいいんやけどなぁ…





「はいはい、って謙也ケガしとるやないか!どないしたん?」



「ちょっと走っとったらコケたんや」



「なんやまたコケたんすか謙也さん」





…財前まで来よった
キリないわ、ほんま。





「あぁもう、集まらんで練習せぃ!!
謙也は俺が保健室連れてったるから」





(このままじゃその内、全員集まって来るやろ)


そう思った俺は座っている謙也をひょい、と抱き上げた
(いわゆる姫抱きっちゅーやっちゃ)





「ちょ、白石!?やめぇや!」


「暴れたら落とすで。頭から」



「すんません」





大人しくなった謙也を保健室に運んで消毒をする






「ぃた…」



「我慢しぃや
…………謙也、」



「ん?」



「いや、なんでもない
…あ、そうだ謙也!
世界史の提出物出したか?」



「あぁっ!!やったのに出しとらん!!!」



「今ならまだ先生いるやろ出して来ていいで」



「おぅじゃあ出してくるわ」


「あぁ」



「あ、白石!」



「なんや?」



「手当てしてくれておおきにな!!」








そう言ってお前は笑ってまた走って行ってもうた

(あかん…不意打ちはズルいで謙也)































なぁ、


(俺の想いに気付いてる?)
























*アトガキ*


白石偏はおしまい
次は謙也偏に続きます^^

片思いって辛いよね
と思って書いてみました

あんまり辛そうじゃないけどww


10、10、15

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