[携帯モード] [URL送信]

box
ムカつくけど、(光謙)






もう夏も終わりかけて
少し肌寒いこの頃




「なぁ財前」



「…なんすか」



「なんで怒っとるん?」





今、俺は財前の家に来とる

久しぶりに財前の家に来るからちょっと楽しみにしてたんやけど…



さっきっからずっと財前は無言。



俺が居るのにパソコンなんかいじりよって



一応、こ、こ、恋人…やのに




「…わからんのならいいっすわ」



「…なぁ」



「………」



「なんかしたなら謝る
…ごめんな」



「…あんたホンマにわからんのですか?」




あんたって…!
一応先輩やぞこれでも!!




「わ、わからんけど」



「…はぁ」




ため息つきたいのはこっちやアホ!!
ホンマ意味わからんわー




「謙也さん一応モテはるでしょ?」




ギッ、とイスをこちらに向けて財前は言った




「え?ま、まぁ」




テニス部レギュラーは大体モテる
俺だって人当たりはいいと思うし以外とモテる

なんか自分で言うとナルシストみたいや。




「昨日たまたま見てもうたんすわ
謙也さんが告白されてる所」



「え…ホンマ?」




こくり、と財前は頷いた



確かに昨日、俺は告白を受けた
(もちろん断ったで!)




「意味、わかりますやろ?」



…俺が告白されてる所を財前は見てもうた
それで機嫌悪いっちゅー事は…?




「嫉妬…?」



「そ。
ガキみたいに嫉妬してたんすわ、俺。」




財前が…嫉妬?
あ、なんやろ…なんか、




「…嬉しい」



「言うと思いました
だからホントは言いたくなかったんすわ」



「なんでや?」



「謙也さん、調子乗るから」


「なんやと?!」





やっぱりムカつく後輩、
いやムカつく恋人やけど



俺にはコイツが
調度いい

(なんてな。)















*アトガキ*


初投稿!
なんだかベタ(笑)
いいもん!!
これから慣れるし!!

という訳でこんな駄文を見ていただきありがとうゴザイマシタ^^*



10、10、1

[次へ#]

あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!