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最奥の果て
クラスメイト
鏡に映った少年の顔は酷く悲しみに満ちていた。
そんな顔も一瞬で無表情に戻してハニーブラウンのさらさらした髪の毛を靡かせてその場を後にした。



少しすると同室者が起きたのか少年の反対側のドアが開かれる。


「あ…春樹おはよー」

眠たそうに目を擦りながら挨拶をするその男は黒髪の短髪で爽やか少年だ。
そして見た目は美形。爽やかでかっこいい



「おはよう。先に行くから」


春樹と呼ばれた少年は軽く挨拶をして少し時間は早いが先に出ようとする。


「待ってくんねぇの?」

「お前が居ると静かに食べれない」



爽やか少年に冷たくいい放つと少年は唇を尖らせて拗ねた素振りをしたが、春樹は無視を決め込みカードを持って玄関まですたすたと歩いていく。



「遅刻するなよ。純也」


扉を開ける前に立ち止まり、顔だけを爽やか少年…もとい純也にそう言ってから出ると純也は微かに口元を緩めた。



食堂に着くと、人はまだ疎らでまだ静かだった。
適当に空いている所に座り、機械にカードをスライドさせると朝食を素早く選ぶ。



暫くするとボーイさんが料理を運んでくれて春樹はサンドイッチと珈琲といった簡単な朝食を黙々と食べる。



食べ終わる頃に食堂の入り口が少しづつ煩くなってくる。


…もうこんな時間か…。


春樹は最後のサンドイッチを詰め込んで立ち上がり食堂を静かに出る。


時間は7時30。
この時間は生徒会がくるから厄介なんだ…。

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あきゅろす。
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