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弱ペダ小説
真荒☆箕寄様キリ番リクエスト※微裏???
黒田さんも東堂さんも、欲望の塊だから変な夢を見たんだ。

そう思ってたけど、気にしすぎたのかな。僕も同じ夢を見た。

荒北さんは居た。暗い曇り空の下、雨に濡れながら泣いていた。服は着ていたけど、濡れたせいで透け透けだったから、一応裸…なのかな?

僕は荒北さんに、何に泣いてるのか聞いてみた。でも、気が動転してる荒北さんは相手にしてくれない。子供みたいに泣き叫んでいた。

泣き止んで、荒北さん。僕がキスして泣きやませる。逃れようとするから、壁に追いやって手首を掴む。痛かったのか、また泣き出してしまった。

構わず僕が舌を絡めていると、目の前で荒北さんが砂みたいに消えてなくなった。ビックリしたのと同時に目が覚めた。

呼吸を整えてから、荒北さんに会いに行った。

外は暗い曇り空で、雨が降ってた。ロードには乗らずに、傘をさして道を歩いていると、家の近くにある細道に、荒北さんは居た。

可哀想なくらいずぶ濡れで、空を見上げて泣いていた。足元には、荒北さんが買ったであろう猫缶が、コンビニのビニールに包まれて置いてある。
その先に、懸命に子供を舐める親猫が居た。子猫はピクリとも動かない。状況を把握した僕は、荒北さんに歩み寄る。

「荒北さん、風邪引きますよ」

「…黙ってろよ」

平然を装うとしてるみたいだけど、声が震えているのがわかる。

「今、キスしてもいいですか?」

「お前…、空気読めよ…っ!」

「今がいいんです」

夢みたいに、手首を押さえつける。
痛いって泣き叫ぶ荒北さんは居ない。代わりに、泣きはらした目で睨んでいる。

「ぐっ…」

キスして、口内を掻き回して、手首にも折れない程度に力を入れる。
何でもいいから、とにかく泣いてる荒北さんを見たい。甘い吐息なんて、僕には必要ない。

ああ、やっと泣いてくれた。僕の、大好きな荒北さんが。

「続きは、僕の家でどうですか。親、居ないんで。服貸しますよ?」

あ、でも…僕のじゃはいらないですよね。どうせなんで、洗濯しますよ。その間、僕が暖めてあげますね…?



キリ番リクエスト第三弾!やっとこさ3つ書き上げました!!今回微裏っぽいとこないっす。ほんとクズです。

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あきゅろす。
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