LOVERS OF INFINITE COLOR
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桐ヶ峰学園
生徒会vs風紀委員会

“好きなんだ。

春貴…キミが、好き”


−待って、男だってば!遠矢くん!!やめ…!


「…や…めれー!!!

…あ、れ?」


コンコン。


「あ、はい!」

「春貴?大丈夫?叫んでたみたいだけど、朝飯に行く時間なくなるよ」

「あ、ごめん。平気!今行く」


春貴たちが入学してから1ヶ月が経っていた。
同時に臣に告白されてから1ヶ月が経ったということだ。


あれ以来、全くと言っていいほど臣からのアプローチはない。たまに目が合うと優しく細めて微笑むくらいだ。



「ねぇ臣。今日ってさ、確か風紀委員会との会議だったよね?」

「あぁ、もうすぐ風紀検査が始まるからな」

「…面倒」

「あはは!確かに。でも、春貴は真面目だから違反しないだろ?」

「当然。部活だけじゃなく生徒会にも迷惑がかかるし、信用を失う」

「お前って本当、そういうとこ…」

「え?何か言った?」

「いや、何でもない」


首を傾げつつ、食堂に向かう。 春貴はシナモントーストと牛乳のセットを頼み、黙々と食べていく。
朝はサンドウィッチとコーヒーがお決まりの臣からしたら春貴とシナモンは何とも可愛い組合せだ。


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あきゅろす。
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