LOVERS OF INFINITE COLOR
桐ヶ峰学園
共同生活…大丈夫か!?
「わっ、な!に…。んっ…ぁ…ん…」
一瞬、なにが起こったのか分からなかった。
バチン!
春貴が気付くと臣の左頬を叩いていた。
「あ…!ご、ごめん」
「…なんで謝るの。俺が勝手にキスしたのに」
「だって!」
「はぁ。俺が悪いのはわかってるんだけど、その顔はダメ。反則…」
「反則って!ちょっ…!んんッ…はぁ…は…ん!」
ぎゅっと腰と頭を抱え込まれ身動きが取れない。
あまりの急な刺激に次第に頭がぼうっとしていく。
「可愛い…」
「…!!遠矢くん!自分が何したか分かってる!?」
「臣だってば。分かってるよ。キスだ」
「知り合ったばかりの男にキスするの!?」
「…受験の日」
「え?」
「俺達が最初に会ったの。受験の日」
−受験の日?何かあったっけ?遠矢 臣。会った?
「ごめん。覚えてないか…」
臣のその表情があまりにも切なげで春貴は思わずきゅんとしてしまう。
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