LOVERS OF INFINITE COLOR
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桐ヶ峰学園
生徒会…やっぱり顔!?

「いや、何じゃなくて。放課後は生徒会室に行くよう先生が言ってたよ?」

「え、あ、わかった。…もしかして待ってた?」

「うん?あーちょっと…ね。あまりにも無防備に寝てるから可愛くて」


綺麗な顔に綺麗な笑みを添えて恥ずかしい台詞を口にした臣に春貴は固まった。

「か、かわいい?」

「うん。可愛い。早くしないと置いてくよ」

「はっ!フリーズしてた。あ、ちょっと待って!遠矢くん!!」


スタスタと長い足で歩く臣に春貴は駆け足で追い付いた。


−それにしても背高い。何センチくらいあるんだろう。ま、格好よくてこの背じゃモテるんだろうな。


「よく言われる」

「へ?」

「声に出てたよ。それと身長は182cm」


臣に言われて初めて声に出していたことに気付いた春貴は顔を赤くした。


「照れた顔も可愛い。あ、着いたよ」


コンコンッとノックをしてから臣はドアを開けた。


「失礼します」

「いらっしゃい。キミは…遠矢くん?」

「はい。えっと、副会長の広岡先輩ですよね」

「うん。よく覚えてたね?…で、そっちの子が綾瀬くんだね」

「あ、はい!綾瀬です!」


目の前にいる臣を含めて生徒会室にいる男たちはどっからどう見ても顔が整っていた。

2人が入ると雅紀と会長、会計、書記の他に2人隅っこに佇んでいた。
春貴と臣は軽く会釈すると向こうも返してきた。


「こっち、会議室だから」
「「あ、はい」」


思わずハモった2人に雅紀は一瞬きょとんとして笑った。
その涼しげな瞳を細めて。

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あきゅろす。
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