LOVERS OF INFINITE COLOR
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桐ヶ峰学園
U

弘人が部屋を後にし、春貴は風呂に入っていた。
部活での汗と悪夢の汗が春貴の身体を蝕む。


湯船に浸かり、ゆっくりと呼吸する。
明るい場所と暖かい湯に安心していくのを感じる。



−はぁ。僕、気を失ったんだ。だって臣に頭を撫でられそうになって…からの記憶がないもん。


やっぱり…


ダメなのかな?

僕が普通に生きることは許されないのかな?



誰か…



助けて…。




『春貴?平気か?』

「臣…」


−臣…し、ん。…臣!


「開けるぞ?」

「え、」



返事をする前にがチャリと風呂の扉が開けられる。



臣は心配そうに覗き込み、目を見開いた。



「おい!春貴!」



−え?な…に。

あれ?…ぼーっとして…きた…




だんだんと意識がなくなっていく中で優しく、それでいて頼りがいのある腕に抱かれた気がするのを感じていた。





「う…」

「春貴!」

「あ、れ…。僕…」

「はぁ。風呂が長いから入ってみたら逆上せてた。本当に驚いた…。春貴、心配させないでくれ…」

「あ…ごめん」



決まり悪そうに春貴はベッドの脇に腰をかけている臣に背を向けた。

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あきゅろす。
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