LOVERS OF INFINITE COLOR
[携帯モード] [URL送信]

桐ヶ峰学園
W

「あの、雅紀先輩。葵先輩と片岡先輩って仲悪いんですか?」

「春貴、気になる?」

「あ、いや気になるっていうか何というか」

「簡単に言うと、三角関係…かな」


−三角…関係。確か、雅紀先輩は葵先輩の彼氏だから…え?そうなると、片岡先輩は雅紀先輩が好き、ってこと?


「多分、春貴が思ってるので合ってるよ。僕と良介は幼なじみでね、そこに突然、現れた葵に僕を奪われちゃった訳」

「そうなんですか。大変ですね、先輩がたも」

「…臣も人のこと言えないでしょう。ぼやぼやしてると他の人に獲られちゃうよ?」


「…俺、分かりやすいですか?」

「いや?僕が感知しやすいだけ。じゃ、僕は帰るけど…2人とも部活頑張ってね」

「「あ、はい。ありがとうございます」」


皆と別れて部室へと向かう途中、春貴は後ろから声をかけられた。


「春貴くん?」

「はい?あ、部長。お疲れさまです」

「うん、お疲れ。さっき、片岡を見かけたから、終わった頃だと思って…、そしたら偶然、春貴くんの後ろ姿見つけてさ。あ、今日から1年も弓持っていいから…春貴くんの腕前が楽しみだな」

「…そういえば、春の大会もうすぐですね」

「レギュラーになりたい?」

「まぁ、それは。頑張ります」

「いやいや、こちらこそ頑張らないと」

*back#next

18/68ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!