LOVERS OF INFINITE COLOR
桐ヶ峰学園
入学式、生徒会は…顔か?
桐ヶ峰学園高等部
入学式
新入生代表
綾瀬 春貴(あやせ はるき)
容姿端麗
頭脳明晰
文武両道
数々の肩書きを総なめしてきた彼は、首席入学を果たした。
−あぁ。ダルい。…挨拶とか考えてないや。適当でいいかな?いいよね。うん。
「あー…どうも綾瀬春貴です。…この学園は歴史も長く、全寮制ということもあり、とても由緒正しい学舎です。これからの学園生活を充実させることを新入生を代表してここに誓います。…以上」
ペコリと挨拶し、壇上を離れる。しかし、進行役の先生がもっと話すように目線を送ってきた。
−え…。今ので十分だろ?というか『以上』って言っちゃったし。…無理。ごめん先生。
「え!綾瀬くん!
…
…
…そうですか。あ、では次に生徒会の挨拶に移ります…」
春貴が自身の椅子に戻ると同時に生徒会のメンバーが立ち壇上に上がった。
「新入生の皆さん、入学おめでとう。副会長の広岡 雅紀(ひろおか まさき)です。今日から輝かしい未来を僕たちと一緒に創りましょう」
にっこりと笑った雅紀は今にも白馬に乗って去っていきそうなくらい眩しかった。雅紀からマイクを受け取った人物が前にでる。
「会長の宮沢 葵(みやざわ あおい)だ。まぁ、何かあったら頼れ」
−短いな!イケメンが揃いも揃って…周りの人も皆、頬を赤らめてるし…(笑)それより眠いなぁ。寝ちゃおうかな…。
目をゆっくり閉じようとした春貴だが、ある人物によって瞼は使命を果たせなかった。
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