LOVERS OF INFINITE COLOR
桐ヶ峰学園
Ⅱ
「どうもー！！会計の直緒 実咲(なお みさき)だー！寝てんじゃねーぞ！陸上部に入れ！俺と一緒に青春し…「書記の大和 湊甫(やまと そうすけ)です。よろしく」」
－うるさいな！なに？あの人も生徒会なの？びっくりした…。おかげで眠気が吹っ飛んだよ。
それにしても、やっぱり生徒会のメンバーは顔で選んだのか？よくもまぁ、こんなに顔の良い男がいるな…。さっきの…ﾅﾝﾄｶっていううるさい人も背もでかくて肌も小麦色で…もてそう。最後に喋った人は綺麗な人だなぁ。真っ白い肌に黒い瞳。淡々と話す声も綺麗。
「…ではこれで入学式を終わります。起立、礼！」
－やっと終わった。結構長かったな。次は各教室に向かうはず。
式が終わり、講堂を出て１年の校舎へと向かう新入生たち。
校舎は２つの棟を５階までの各階で渡り廊下がそれぞれ違う場所に設置されている。デザイナーズスクールという肩書きを持つだけあってかなりお洒落な学園だ。庭も有名デザイナーの作品。
正門から真っ直ぐに伸びる並木道。奥の庭を真ん中にして左右に校舎が建ち、真前にばかでかい講堂がある。
－えっと、ここでいいんだよね？Ｚ組かぁ。確か、今の３年がＡ～Ｉで２年がＪ～Ｒ、１年がＳ～Ｚ組だってことだから高等部では最後だな。
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