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キューピー
入学
私は専門学生になった。学校は県内にあったため、環境に戸惑うこともなく、顔
見知りも何人内かいたため、特別不安な気持ちはなかった。

私は昔からメイクの勉強をしてみたいと思っていた。そして念願の美容専門学校
に入学することになった。



クラスを見渡して、ある男が目に止まった。
少しキツイ感じの目に赤みがかった髪の毛。細身でタイトなジーンズを履いてい
た。ちょっと見てたら目が合った。別に見てたわけじゃないのに睨まれた。むか
つく。それがジロ-の第一印象だった。



ジロ-はクラスでも、どことなく浮いてる感じだった。ちらほらとクラス内でグル
ープができる中、ジロ-は一匹狼って感じ。誰かと話してるのも見掛けたことがな
いくらいだった。


「松岡次郎です。よろしく」

自己紹介でしか聞いたことのない声。
睨まれたってゆうのに、何故だか、あいつが気になった。
気になるってゆうか、興味があったのかもしれない。不思議なオーラがでてる感
じ。周りとは、ちょっと違う。
でも、結局、話す機会はなく、入学して1ヵ月が過ぎていた。

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あきゅろす。
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