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もぅやってらんない!
その男腐男子なり

―10年後―

『ぼ.僕..センパイのことが好きです!』
『岬...俺もお前のことが好きだ』
『..センパイッ!!』
『愛してる...』
『せ...あッ!』







「はぁ−−...やっぱりBLは最高だなぁ」
俺は読んでいた『学園ラブロマンス』を閉じ.ベットの横に積み重ねてある本の上に置いた.

「さて.そろそろ登校しますか!」

俺.藤田大志朗はもうご存知かもしらないが腐男子だ.
何故こうなってしまったというと.昔姉.藤田綾子による計画的な犯行だったと知ったのはこの『美L学園』に入学してからだ.しかもこの入学にも姉が裏で働いてるとか何とか...
(何もんなんだょ...)

そして現在俺は高校2年で.すでにここに1年過ごしてるわけだが.初めのころはすごく興奮して生BLを発見しようと学園中を散策し写真やらビデオやら撮りまくっていたのだが.(え?犯罪?ちがうょッ!)すぐ飽きてしまった.
そのわけは...

「王道転入生こないかなぁ..」
そうなのだ.確かに生BLはいい!でも...やっぱり王道が見たいのだ.

「ん−..そろそろ季節てきに来てほしいなぁ−」

そう伸びをしながらつぶやき俺は部屋を出た.
普通は2人部屋なのだが.俺は何故か1人.
最初はみんなといっしょで2人部屋だったのだが.同室のやつがなぜか部屋を替えてほしいと言い.替えてもらったらしい.
理由が俺が風呂上がりに上半身裸でいたからとか.笑顔が眩しすぎるとか何とか...まぁよくわからんが俺があまりにもマナーが悪かったと理解した.

1人になった瞬間は寂しかったが.これで心おきなくBL本が読めるからいっか.と開き直った.

「あ.姉ちゃんからメールきてた」

(朝BL読書に夢中で気づかなかった..)


カチカチと携帯をいじりながら洗面所に行く.

「はぁ!?」
俺はメールの内容を見て叫んだ.

『ヤッホー大ちゃん!急で悪いんだけど大ちゃんとこ恭ちゃん転入することになったから−』

(何で恭が...!?)

恭こと恭志朗は俺の双子の弟である.

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あきゅろす。
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