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今度はこの発言にチャラ梨含め、クラス中が放心状態になった。
「ま…まぁ山吹も緊張して素直になれないだけだと思うから、皆も気にするな。仲良くしてやれ。」
チャラ梨は急いでフォローを入れたものの、クラスの冷たい空気は消えなかった。
「じゃあ山吹の席は一番後ろの左端の席だから、そこに座れ」
そう言ったチャラ梨の言う通りに悠真は指定された席へ無言で向かった。
その後はチャラ梨が連絡事項などを言ってホームルームが終わった。
その間運良く窓際の席だった悠真はずっと外を見ていた。
チャラ梨が扉開けてを教室を出る直前にクルッと悠真の方に顔を向け、
「あ。山吹。さっき渡し損ねたものがあったから着いてこい。」
そう言われては悠真も大人しく着いていくほかなかった。
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