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カラン…カラン…


薄暗い路地裏こに下駄の音が響く…





「ひぃっ…待ってくれっ…」


ガタガタと震える男達に一歩づつ近付いていく。

男達は紫鬼が薬を売ってほしいと連絡したらヒョイヒョイ着いてきたのだ。


「……殺しはせぇへん。」


そう言って峰に入ったままの日本刀を持ち、男達に峰打ちをして一瞬で気絶させた。


紫鬼は雷鳥に終わったから後処理よろしくと告げた。


薬を売っている男達は自身も薬をやっていた…。

そんな奴らは店に売れない為、今から来る奴らに連れていかれ、生きて薬を抜く苦しい生活を送る事になるだろう…。


そうして…………売られる。


紫鬼はいつも通りその場所から立ち去ろうとするが、今日はいつも通りにいかなかった。


(あかん…。後ろから気配感じんねんけど。つけられたら面倒やしな…。)


「………誰や。」


「あーぁ。やっぱりバレてたかー」


そう言って3人の人影が姿を見せた。


「どうも。始めまして紫鬼さん」


……そう。周防 藍、滝沢 魁、片瀬 玲音。

今日怜から気を付けろ、雪から関わるな、と言われた奴らだった。


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あきゅろす。
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