over 58 すると奥の部屋がガチャリと開き、 「怜…話終わった??」 そう言って下はスーツ着ているものの、上半身はシャツのボタンを全開にしている涼が出てきた。 「おー。涼も終わったようだなー。」 怜も意味深に涼に笑った。 「あぁ。それで、雪がシャワー浴びてる。」 それを聞いた怜が笑いながら、 「あーぁ。雪ちゃん中出しされちゃったんだ。」 「…俺の財布からコンドーム抜いたの怜だろ。」 「…ぷっ…バレたかー。」 「お前以外にいねーよ。」 そんな涼と怜の会話を聞きながら悠真は小さくため息をついた。 そんな悠真を見て涼は驚いたような顔をした。 「へぇ…。悠真くんそんな顔してたんだ。」 その言葉に悠真は無言で小さく頭を下げた。 「涼驚いただろ。俺の悠真可愛いだろ。」 そう言って悠真の隣に移動した怜は悠真の頭を撫でた。 「…誰が怜の悠真や。僕は怜のやない。」 そう言って悠真は顔をしかめながら怜の手をどかした。 「えー。この間は大人しく撫でられてたのに。本当猫みたいだな。」 「せやから、僕の事猫扱いせぇせんでって言うてるやろ!!」 涼は二人のやり取りを笑いながら先程まで怜が座っていたソファーに腰を下ろした。 [*前へ][次へ#] [戻る] |